当社について
「他社がやらないことをする、新しい物の開発を⽬指す」と「出来る理由から考える、”NO”とは⾔わない」、「脇役を目指す、自社ブランドを持たない」の3つを事業コンセプトとして、化粧品・医薬部外品・医薬品などの新製品を⽣み続けています。
当社は1968年、世界に先駆けてポケットティッシュを発明した森宏(1920-1991)により、その製造および販売を目的として設立されました。それから約半世紀にわたり日本のポケットティッシュ業界をリードし、「ポケットティッシュはもらう物」の⽂化を⽇本に創りました。
創業当時は、ティッシュを折り畳むための機械はまだ存在しておらず、その開発と量産からのスタートでした。その後も、生産性や品質を高めていくため、様々な技術開発や特許の発案に力が注がれ、以来、加工機械も独自に作れる加⼯メーカーとなりました。
移り⾏く時代と顧客ニーズに応えるため、ポケットティッシュ事業は縮小やがて撤退となりましたが、そこから得られたノウハウをもとに、いまでは紙や不織布を折って・切って・抜いて・畳んで・包装する技術に特化し、より付加価値の⾼い製品の「モノづくり」を⼿掛けています。
現在、コア事業となるのは『医薬品・医薬部外品・化粧品等のOEM製造販売事業』と『業務用品の製造販売事業』の2つです。
⽇⽤雑貨品に始まり、化粧品、医薬部外品、医療機器、医薬品の製造までできる、より管理基準の高い製造メーカーとして発展しました。
不織布加⼯にとどまらず化粧⽔などの容器充填品や、メイク落しなどのシート化粧品、車用掃除クロス等、さまざまな用途に向けた製品を世に送り出しています。
また、信頼と⾼品質を⽬指した⽣産⼯場での管理基準は、各取引先より⾼い評価を得ています。GMP適合⼯場として、品質・環境の両ISO取得やTPM活動の実績に基づき、「お客様へのお役⽴ち」をモットーとし、より良い製品をお届けするために、日々品質の向上と環境の保全に努めています。
OEM
OEMってなんだろう―ひとことで言うと「他社ブランドの製品を製造する」ということ。主役でなく、むしろ「脇役」に徹することで成立する事業スタイルです。私たちは、大手メーカーからの依頼を受け、化粧品や医薬品・医薬部外品などを開発・製造している会社です。
他社ではできないことを実現させるアイデアと技術力で、「まだどこにもない」を世に送り出す、Only-one企業としてこれからも成長し続けます。
業務用品
私たちは、「ポケットティッシュ」を発明し、「ティッシュはタダで貰うもの」の文化を創った会社です。ティッシュペーパーを「切って」「折り畳んで」「包装する」という加工技術を発展させ、様々なシート製品を開発しました。
今では、医療機関で注射をするときに使われるアルコール綿、外食産業では欠かすことのできないカウンタークロスなど、多種多様な業務用品を「確かな品質」で世に供給しています。
部署紹介
新しいものを世に⽣み出すために
チーム連携を重視し質の高いモノづくりに取り組んでいます。
技術系・⽣産系・事務系それぞれの部⾨についてご紹介します。
技術系
技術部 機械技術係 / 技術部 電気技術係
技術部 機械技術係
ライン生産に欠かせない「製造機械」。この設計・組立・改造を担当するのが、機械技術係です。お客様のニーズが「製品サンプル」としてかたちになると、今度はそれを機械でどう量産するかを考えます。まずは、既設の機械でライン構築を検討しますが、それが難しい場合、機械を改造したり、新たに技術開発することもあります。メイセイが創業時から強みとしている「技術力」を今に受け継ぎ、その存在が会社の歴史を語る部署ともいえます。
技術部 電気技術係
電気技術係は製造機械を動かすための電気回路の設計や配線、プログラムを担当しています。センサーやカメラを製造ラインに適切に配置することで「少人化」や「省力化」、「生産効率・製造品質の向上」を実現していく取り組みも重要な課題で、新技術の情報収集や検討をおこなうことも大切な仕事となります。
生産系
品質保証部 品質管理課 / 品質保証部 検査課 / 生産部 保全課 / 生産部 生産管理課 / 生産管理課(物流係) / 生産部 製造1課(配合係) /
生産部 製造2課(充填包装係)
品質保証部 品質管理課
安心で安全な製品を作るうえで、機械の動作不良や人為的ミスによって引き起こされる「製品不良」は、最も防がなければならないこと。品質管理課は、正しいルールづくりと、ルールを守るための仕組みをつくるとともに、起こってしまった「品質不良」の原因を徹底究明して再発を防ぐための方法を見つけ出します。製品品質を守る重要な仕事です。
品質保証部 検査課
工場でつくられた製品が、安心・安全でお客様に喜んでもらえるレベルのものであるかを確認するため、各々の製品には厳しい品質基準があります。検査課は、製品がそれらの基準を満たしているかを、「菌検査」や「官能試験」、「分析」などをおこない確認しています。問題が見つかれば、製品は「不合格」となり世の中に出て行くことはありません。私たちの大切にする「信頼」と「高品質」を最前線で支える、やりがいのある仕事です。
生産部 保全課
工場における生産は、必要なだけの人と材料がそろった上で「機械の安定稼働」がなければ成り立ちません。保全課は生産ラインが安定稼働するために必要なあらゆる保全活動をおこないます。おもな業務となるのは、保全計画に基づくベルト・ギアなど消耗パーツの交換や、「清掃・点検・給油・増し締め」による日常的な定期整備、故障停止した場合の修繕です。また、OEMメーカー特有の「多品種生産」に設備面で対応するため、ラインの「切替」も日常的な業務となり、縁の下の力持ちとしてモノづくりを支えます。
生産部 生産管理課
リピート生産の受注や、それに必要な資材の手配などをおこないます。そして、受注状況に基づき、各製造ラインでの生産スケジュールを決定し、工場全体の稼動計画を管掌・遂行していきます。先を見通して判断を下し、たくさんの人を動かす、スケールの大きな仕事です。
生産部 生産管理課(物流係)
物流無くしてモノづくりは無し。工場で生産された製品の出荷、仕入先からの資材の荷受け、倉庫の管理全般を担当します。限られたスペースで、効率的な生産をおこなうときの基本は「必要なときに、必要とする場所へ、必要なだけ」。俯瞰的な視点で、人の動きや物の流れを読み、チーム力で対応する。このスピード感がメイセイのモノづくりの強みの一つです。
生産部 製造1課(配合係)
化粧水を製造する場合でもフェイスマスクを製造する場合でも、最初は「薬液」を容器に充填したり、シートに含浸させる工程からスタートします。処方(レシピ)をもとに、何種類もの原料を秤量・配合して「薬液」に仕上げ、それを工場全体に供給するのが、ここでの仕事です。製造工程の最上流に位置し、全体への大きな影響力をもつこの部署は、メイセイの「モノづくりの心臓部」と例えてもいいでしょう。
生産部 製造2課(充填包装係)
製造1課で製造した「薬液」を使用し、容器への充填やシートへの含浸といった製品加工、製品の包装作業などを担っており、工場内での人員が一番多いグループです。ライン作業のほか、記録書をチェックしたり、現場の巡回や工程管理・人員配置もおこないます。また、新製品の立ち上げや仕様変更を現場目線から検討するような役割も求められます。
事務系
本社営業部(開発営業) / 企画開発部 /総務部 / 採用部 / 経理部 / 生産技術部 システム技術課 / 生産技術部 工場設備課 / 生産技術部 生産技術課
本社営業部(開発営業)
私たちが⽬指すのは「モノを売る営業」ではなく「提案型営業」、そして、製品の「設計者」です。「お客さまのニーズ」を私たちの持つ「技術⼒」や「ノウハウ」とジョイントさせ、かたちにすることがミッションです。プロジェクトの中⼼となり、「私たちの⾝近に、かたちとして残る仕事」を成し遂げる過程には、その苦労を⼤きく上回る達成感とやりがいを感じられるでしょう。
企画開発部
汗ふきシートでもフェイスマスクパックでも、製品そのものの特徴や価値を決定づける要素の⼀つになるのが、「薬液」です。その「薬液」の設計開発をはじめとし、知的財産管理や製造(販売)する上で必要な法律上の様々な仕事、製品サンプル作りや安全性試験など、幅広い業務をおこないます。開発の過程で新たな価値を創造し、製品に命を吹き込む重要な役割を果たします。
総務部
総務部は施設管理や社内行事の企画運営、官公庁や地域社会の接点役など、組織全体に関わる仕事を担当しています。また、会社で働くすべての人を支える仕事として採用業務や労務管理、福利厚生の手続きなども行っており多岐に渡る仕事があります。従業員にとって働きやすい職場、100年続く企業を実現するため、様々な施策を企画・実行していきます。
経理部
財務管理を通じて、企業の存続を磐石なものとし、従業員の生活を守ることをミッションとします。具体的な業務内容は、請求書の発行や入金確認、仕入先への支払いから始まり、売上や利益の計算、決算書の作成までさまざま。正確かつ迅速な財務資料の作成・提供により、経営者の意思決定を助けます。
⽣産技術部 システム技術課
社内で使用するパソコンやそれに接続される機器などの管理全般を行います。社内ユーザーの使用方法や潜在的な困り事を把握し、その改善をシステムを通じて提案・実現します。その為にも最先端IT技術にアンテナを張り、情報化推進を通じて、生産性の向上に貢献します。
生産技術部 工場設備課
工場の稼動になくてはならない、「インフラ設備」の維持管理を担当します。エネルギー、水処理、空調といった設備の監視と予防保全で、工場の安定的な操業に貢献しています。また、生産量(負荷)の増加に対しては、設備の能力増強や工場全体の省エネ化を推進する中心的存在となって取り組みます。
生産技術部 生産技術課
本社営業部が製品設計をおこない、お客様のニーズが具体的資料(製品仕様書)にされたあと、そのバトンを受け取り、実生産が始まる迄の間を取り持つのがこの部署です。 役割としては、製造ライン検討、試作内容計画、試作立ち合いと結果検証、設備改造必要性検証、社内書類準備、社内検討会議主催などを通しての「生産立上げ」と「安定生産の実現」です。 基本業務は製造、技術、品質管理といった専門部署への依頼、納期管理、共同実施といった内向きの仕事が多いですが、時には前面でお客様や設備メーカーと直接会話をすることもあり、製造業には欠かせない重要部門のひとつです。